掃除のコツは汚れの段階を理解すること
掃除は得意ですか?それとも苦手ですか?汚れの特徴を理解することで、掃除が簡単になり、家事がはかどると、「いつもキレイね」といわれるかもしれません。生活感のないスッキリした暮らしに憧れているなら、先ずは汚れの特徴を理解する事かもしれないですね。
汚れには5段階のレベルがある
- 1段階 付着 埃が載っているだけなので、乾拭きやハタキで取れる
- 2段階 吸着 埃がくっついているので、水拭きで取れる
- 3段階 粘着 固まった状態なので、洗剤を使って取れる
- 4段階 染着 汚れが材質に染込み、研磨で取れる
- 5段階 お手上げ 汚れを取るのが困難
段階にあった汚れの取り方
1段階 付着
汚れというレベルではなく、埃、髪の毛、砂やその他のゴミが単に乗っている状態で空拭きや、ハタキ等で簡単に取れます。
POINT
上から下、風上から風下、奥から手前の順で作業をしましょう。
2段階 吸着
付着した汚れが、空気中の水分を吸収してこびりついた状態。水気には水気で対処するのがベストでしょう。水拭きで汚れを落とせます。
POINT
なるべく汚れをこの時点でお掃除すると良いでしょう。仮に洗剤を使っても、かなりの薄い濃度に水で薄めるとよいでしょう。
3段階 粘着
吸着の段階の汚れを放置すると、段々凝固して頑固な汚れになります。水拭きしても汚れがなかなか取れない粘着汚れには洗剤が必要です。
POINT
洗剤を使うことによって、ながら掃除が可能になります。例えばトイレやバスタブに先に洗剤をかけておき、他の場所を掃除します。(別のことでも可)時間を置く事で洗剤の効果が発揮して効率も上がります。
頑固な油汚れには、洗剤+お湯を使うなどして、30分放置。時間+洗剤の力で楽に掃除がはかどりますね。
4段階 染着
粘着汚れを放置していると材質に汚れが浸透して洗剤では取れない汚れになります。こうなると取り除く方法は研磨するしかないでしょう。主にキッチンの五徳やグリルの網などが気を付ける箇所です。
POINT
研磨には粉末クレンザーを使う場合があると思います。その際は、目の粗いパッとではなくスポンジなど柔かい素材のモノで擦りましょう。素材にキズをつけないように心掛けましょう。
5段階 お手上げ
1~4全ての段階を超えてしまった最終段階がこのお手上げです。研磨でも取れないレベルの場合、いっそ買い換えてしまう。という選択もあります。モノにも寿命があるので、今度こそ、小まめな掃除で末永く大切に使ってみましょう。