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あらゆる病気の改善のため一番にすること

健康を維持するため、またはあらゆる病気の改善のために大切な要素とは、生活習慣。その中でも、まず最初に改善すべき点は、「油を変える」ことです。 なぜなら脂質が身体に与える作用として、糖尿病、アレルギーや癌、心血管系疾患、認知症、うつ病など多くの疾患に関わるといわれています。

人の身体は食べたモノで出来ている

当たり前のことですが、 人の身体は食べたモノで出来ている根拠に、悪い(低品質)なものを食べると病気になり、良い(高品質)なものを食べると健康が維持されます。そして、偏った食事ではなく、バランスよく、腹八分目の量で済ませ、消化のために内臓を酷使させないように心掛けましょう。食品を買いにスーパーへ行くと保存が利くものであったり、調理されたものをついつい買ってしまい、口にしてしまう。実際、現代において昔はあまり無かった病気が増えているのも食生活が原因といえそうです。

積極的に控えたい油

  • トランス脂肪酸
  • サラダ油( オメガ6 )

トランス脂肪酸が近年危険であるとされる理由に、 心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされています。また、肥満やアレルギー性疾患についても関連が認められています 。 トランス脂肪酸は植物油に水素添加した人工的に作られたもので、マーガリン、ショートニングなどがその代表です。摂りすぎると心臓病のリスクが高まるという研究報告もあります。

サラダ油を控えたい理由に、 製造工程が問題といえます。それは何度も高熱処理され、ヒドロキシノネナールという物質が発生することです。
ヒドロキシノネナール は、脳神経細胞を破壊させることから、この数年増えてる認知症やガン・うつ病もサラダ油が原因の1つとも いわれています。

ヒドロキシノネナールは細胞内で低濃度では炎症を抑えたり、細胞を活性化させたり、発達を促したり、抗酸化作用があります。ところが、摂取過多で高濃度になると毒性を示し、DNAの損傷を引き起こしてアポトーシス(細胞の自殺)や壊死を起こします。 これが、あらゆる病気の原因となります。

積極的に摂りたい油

  • 亜麻仁油、えごま油 ( オメガ3 )
  • オリーブ油、ごま油、米ぬか油 (オメガ9)

亜麻仁油えごま油のオメガ3の脂肪酸を主成分とする油には、中性脂肪の分解、コレステロールのバランスを整える、炎症やアレルギーを押さえる、といった効果があります。なお、亜麻仁油やえごま油は酸化しやすいため、加熱には向かず、また長期保存は避け、保存は必ず冷蔵庫や冷凍庫で行いましょう。炎症、頭痛などがある時に、スプーン1杯の亜麻仁油で 抗炎症の作用があるといわれています。

オリーブ油、ごま油、玄米油などオメガ9の脂肪酸を含む油には、悪玉(LDL)コレステロールを減らす効果があり、生活習慣病予防につながるといわれています。この種類の油は、酸化しにくく、常温でも長期保存が利くものが多いとされています。そして特に女性におススメなのが玄米油。 これに含まれる
植物ステロールは、中性脂肪の吸収を抑制したり、体重増加抑制、女性ホルモン様作用(女性ホルモンに似た働きをする)があるといわれています。

これらのおすすめの油でも、注意をしたいのが、精製方法。熱を加えない低温圧搾と化学薬品を使った抽出方法があります。安価な製品の殆どが化学薬品を使ったもので、少し価格がはるものは低温圧搾で作られていると考えてよいでしょう。

こうしたことから、ヒドロキシノネナールが発生するオメガ6を減らし、抗炎症作用があるオメガ3を増やすのが健康の秘訣といえるでしょう。厚生労働省が推奨する脂肪酸の摂取比率はオメガ6を4:オメガ3を1とされていますが、国内の現状は20:1という報告があります。
調理にはサラダ油をオリーブ油、ごま油、米ぬか油などに置き換えて使用するとよいでしょう。

この記事のまとめ

  • トランス脂肪酸とサラダ油を控えよう
  • 冷蔵保存の亜麻仁油やえごま油を選ぼう
  • サラダ油をオリーブ油、ごま油、玄米油に置き換えよう
  • 安価な油は控えよう

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