行動を変えたら幸福度が上がり、未来が変わる
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズ(1842年~1910年)は従来の心理学では人間の精神状態を説くのに十分でないと疑問を持ち研究を行った結果、 この様に述べています。
「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ。
怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖くなるのだ。」
行動があなたの感情を変える可能性として、別の学者が行った実験もあります。
①「ビタミン剤が効いているか。効くと視覚に変化があるので報告をしてくれ」という名目の実験で被験者にアドレナリンを注射。効果が出るまで待たせる。
②仕掛人がA,Bグループに意図的に別の話しをして被験者に同調を求める。
Aグループ
「楽しい。感じの良いドクターだった。」
Bグループ
「気分が悪い。感じ悪いドクターだった。」
③結果
Aグループ
「視覚に変化は無いが、気分が良くなって楽しい。また受けたい。」
Bグループ
「視覚には異常は無いが、非常に気分が悪い。二度と受けたくない。」
結論
感情が言葉(動き)を作ったのではなく、言葉が感情を作ったという結果がでた。
※アドレナリンは心拍数や血圧を上げるホルモンで、身体の変化を起こす。
幸せは選ぶことも可能
イギリスではメディアを使った実験で、「感謝の気持ちを持って下さい。」と呼びかけ、キャスターなどが笑顔を見せるキャンペーンを行った。呼びかけの前と後の幸福度を調査した結果、呼びかけた後には7%も幸福であると答えた人が増えた。国民の数にすると400万人もが幸せだと感じる人が増えたことになる。見たもの、聞いたものの影響によってこれほどまでに幸福度が上がるのを無視できない。
ならば、以下を変えると幸福度が上がるといえるのなら意識をして、実行してみる価値があるのではないだろうか。
言葉を変える
態度を変える
選択を変える
イギリスの心理学者リチャード・ワイズマン(1966年~)も、表情(動き)が感情を作り、感情が表情を作るのではない。という実験結果を出している。表情や態度、そして目にするニュースやTV番組も、笑顔になれるものを選択してみてはいかがでしょうか。その情報から笑顔は生まれますか?
鏡に映ったその表情があなたの未来を作ります。